OPP袋ができるまでのプロセスをご存知ですか?
ここではOPP袋ができるまでを写真付きでお届けするので、工場見学の気分でお楽しみください♪
1.OPP袋のもと「原反(げんたん)」を用意
上記の写真は、OPP袋のもとである「原反(OPPフィルムのロール)」です。
2,000mもある長いフィルムが、食品用ラップの芯のような紙管に巻き付いています。
この長さはフィルムの厚みによって変わります。中には4,000mもの長さがある原反も。
人間の歩く速度は平均で時速4kmと言われているので、広げた原反の上を歩ききるには1時間かかるという計算になります。
原反がどれだけ長いかイメージできましたか?
OPP袋を作る際には、
大きな袋→大きな原反
小さな袋→小さな原反
を準備します。
ここでポイントとなるのが「原反の大きさ=ロールを立てたときの高さ」ということ。同じ大きさの原反ロールで、いろいろなサイズの袋を作ることはできないのです。
原反一本で作れる袋の数は【2,000m÷袋の横幅】で計算します。
そのため小さい袋にサイズの大きな原反を使うと、”袋のタテより長い余った部分”がまるごと無駄になってしまうのです。
この余ってしまう部分を作らないためにも、作りたいOPP袋のサイズに合わせた原反を用意する必要があります。
★ワークアップでは、あらゆる厚み・あらゆる幅の原反を常時1,000本以上保有しています。
オーダーメイドや大量発注時も、すぐに加工できるよう準備は万端です。
2.製袋機(せいたいき)にOPPの原反をセット
こちらは、OPP袋用の全面クリアなOPPフィルム原反です。
こちらは、印刷された原反が製袋機にセットされている様子です。
3.フィルムを半分に折って袋の形にする
半分に折ったフィルムは、折れ目側が底となります。
テープ付OPP袋を作るために、袋の口にテープを付けます。
4.作る袋のヨコ幅で袋の両端を熱溶断して袋状に加工
袋状に加工されたOPP袋が100枚ずつ出てきます。
5.熟練の職員がていねいに梱包
機械から出てきた100枚のOPP袋の束を手に取り、まとめていきます。
【100枚のOPP袋の束×10セット】でクラフト包装を行います。
熟練のスタッフが折れ・曲がりに気をつけながら、ていねいに角をそろえます。ここが腕の見せどころ!薄いOPP袋の角を揃えて美しく包むのは職人技です。
これでOPP袋の1,000枚クラフト包装が完成です!
角がきっちりと揃った美しい仕上がりを、ぜひご覧ください。